「電力小売り自由化」と「ポイント制度」

150317-denryoku.png

競争激化に対する打ち手は?

2016年に実施される電力小売り全面自由化によって、電力会社を消費者が選べる時代がやってきます。いままでは住んでいる地域によって電力を購入する先が決まっていましたが、今後は地域の垣根を越えて電力を購入することが可能になります。既存電力会社だけでなく、多様な業種から参入してくる新電力からも購入できます。

つまり、消費者は料金やサービスを比較して、電力購入先を選ぶことができるようになるのです。


最近、新聞やニュースにおいて、電力小売り自由化の記事が掲載されることが多くなっています。他業種とのセット販売での割引サービスや、共通ポイントの導入検討など、競争が激化する家庭向け電力市場でどういった差別化サービスを投入するのかということにも注目が集まり始めました。

既存電力会社においても、新規参入してくる新電力会社においても、価格以外での差別化をどう図っていくかが課題になります。この差別化施策のひとつとして、ポイント制度を検討する企業は増えてくるでしょう。


値引きとポイント制度、どっちがいい?

私見ですが、電気料金のような固定費とポイント制度は、非常に相性が良いと考えています。もちろん値引きも効果的だと思いますが、一歩間違えると、泥沼の価格勝負に身を投じることになりかねません。

ポイント制度の場合は、少額でも毎月確実にたまっていくので、他社乗換を抑制する効果においては、値引きよりも優れている面があると考えます。価格勝負では、消費者は料金が高いか安いかだけの判断になりますが、ポイントであれば、ポイントの価値・特典によって、値段以外の付加価値を提供することで、ロイヤリティを高めることも可能だからです。

また、月額1%の値引きは印象に残りませんが、毎月1%のポイント還元はコツコツたまり、見える化されることも大きなメリットです。

さらにポイントの場合、失効分を考慮すると、結果的に値引きよりも企業負担が少なくなるケースが多いということも、企業側視点では重要な点と言えます。
※ポイント制度運用のランニングコストとの兼ね合いになります。

もちろん、値引きとポイント制度のどちらかではなく、併用して効果的な仕組みを構築することもあり得ると思います。

2017年には、ガス小売り自由化も控えています。この市場でも、競争が激しくなることは確実なので、ポイント制度を検討する企業が出てくるでしょう。

実際、当社はポイント導入に関するコンサルティングも行っているので、すでに電力・ガス自由化に関するお問い合わせが多数あります。

規制緩和される市場での差別化ツールとしてのポイント制度は、検討に値するサービスです。また、ポイントの価値を高める施策としては、当社が得意とする「ポイント交換」が効果的です。ポイントの使いみちを充実させることで、消費者に支持されるポイントになるのです。

電力小売り自由化とポイント制度は個人的にも注目度の高いテーマなので、大きな動きがあれば、ブログでも引き続き取り上げていきます。また、このテーマでのご相談などがあれば、お気軽にお問い合わせください。


お問い合わせはこちらから