何故あの企業は他社ポイントを採用したのか?

弊社の運営するGポイントは開始以来のべ300社と接続しておりポイント事業者の中でも有数のポイント関連の情報が集まる企業と言えます。

今日は、以前書いた[利用用途の限られる自社ポイントを諦めず価値をあげる方法]で自社ポイントが使いにくいケースでGポイントを採用したケーススタディをお伝えします。

※以下に記載する内容はあくまで提携事実から導いた筆者所見であり、各企業からヒアリングを行ったものではありません。
企業観点では、貯まるシーンを増やし、使えるシーンを自社サービスに限らせる事によりリピートと退蔵益を期待します。
しかしすでに多くのポイントサービスに触れている消費者は使いにくいポイントを貯めようとしません。

最たる例が携帯キャリアのポイント制度で今までは機種変更時の機種代や周辺機器にしか充当出来ませんでした。
しかし2014年5月21日に auポイント が auWalletポイント に。
2014年07月1日に ソフトバンクポイント が Tポイント に。
そして、2015年12月1日 ドコモプレミアクラブ が dポイント に変わる事で利便性がかなり増しました。

また、消費者の立場で思い出してください。欲しい商品がメーカーの直販サイトで見つかっても楽天市場やYahoo!ショッピングにないか確認してませんか?
もちろんまずは値段の差を確認していると思いますが、同じ値段で直販サイトが自社ポイント3%還元、楽天市場で1%であれば楽天市場を選んでいませんか?

あまり意識していないかもしれませんが次回使えるか分からないポイントより確実に使うポイントが良いという判断をされたのではないでしょうか。

O2Oアプリのインセンティブ


先日dポイントのリリースとローソンとの提携でポイント業界を賑わせたNTTドコモですが、昨年から「ショッぷらっと」という来店でポイントの貯まるO2Oアプリを提供しています。
 - 近いサービスとしては「楽天チェック」や「Smapo」等が有名です。

ショッぷらっとはiPhone、androidに対応し、キャリアを選びません。
極力ドコモの色を消しているのです。

ドコモは2015年6月25日現在ドコモプレミアクラブというポイントを提供していますが、ドコモの商品購入にのみ充当可能なためauやソフトバンクユーザーにとっては使い勝手の良いポイントとは言えません。

来店促進O2Oアプリはインセンティブを付与する事で人を動かすわけですから何をインセンティブにするのかが極めて重要となります。
もちろんチェックイン採用企業であるタワーレコード等の商品券を揃えるのですがリアル金券の場合、金種が500円からが一般的です。
無料で付与されるポイントで500円分貯めるにはかなりの時間と労力がかかり、離脱をまねきます。
また、リアル金券は郵送費と発送業務が発生するため事務局の負担も増えます。

そこで、このサービスに関してはドコモプレミアクラブのポイントではなく、採用企業の商品券と共にGポイントをご採用いただきました。

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Gポイントは3大キャリア全てのポイントと交換出来るのと、データで付与出来るので配送業務が発生せずに済みます。



ホテル利用の付与ポイント


福岡県を基板に鉄道路線、バス路線を持つ大手私鉄の西日本鉄道はnimocaという交通系電子マネーを提供しておりnimocaにチャージ出来るnimocaポイントも提供しています。

また、関連事業の西鉄ホテルグループでは「ポイントメンバーズ」のポイントが貯まります。
もちろんnimocaポイントにも交換出来るのですが、西鉄ホテルの利用者の多くは出張者等、九州外の方だと思われます。
交通系電子マネーの相互利用が出来る今、出張者の多くはnimocaカードを持っていないでしょう。

そこで、Gポイント等を加える事で九州外を拠点とする利用者にも利用してもらいやすくしています。

ポイントメンバーズ10,000ポイントで以下から交換先を選べます。
  • キャッシュバック2000円
  • GポイントもしくはQUOカード5000円分
  • nimocaポイント6000円分
  • マリエラギフト券(福岡のクルージングで利用可能)7,000円分

汎用性の高さと比例させた交換率設定となっています。


利用者視点でのポイントとは


企業に属していると、どうしても企業本位での計画になってしまいます。
ましてやポイントが本業で無い企業からすれば自社ポイントはあくまでオマケであり次回利用時の値引きでしかない認識も多いでしょう。
しかし、マネーツリーやマネーフォワードといった人気家計簿アプリでは自身の持つポイントの管理が出来るほど消費者からすると今やポイントは資産の一部となっています。

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使いにくいポイントの失効が勿体無いという理由で消費者はリピートしません。
むしろ、失効したポイントを知り損をした気分になります。

ポイント制度を賢く使う企業は消費者に選択の自由を与える事で、結果として新規ユーザー獲得や売上向上に繋がっています。

今回はGポイントとの交換事例をお伝えしましたが、Gポイントでなくともポイントを活用してBtoCの様々なお手伝いが出来ますのでお気軽にご相談ください。